ジャンカとは?その原因と対策を詳しく解説!
2024/09/12
コンクリートの施工現場でよく耳にする「ジャンカ」という言葉。
建設に携わる方やDIY愛好者にとっては、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ジャンカは、コンクリート施工における重大な欠陥の一つであり、放置すると構造物の耐久性や安全性に深刻な影響を与えることがあります。
本記事では、ジャンカとは何か、その原因や対策について詳しく解説します。
ジャンカとは?
ジャンカは、コンクリートが硬化した際に発生する空隙や骨材が露出している状態を指します。
具体的には、コンクリート内部に均一に混ざっていない部分があり、その結果として表面が不規則に凹凸や空洞になったり、骨材が剥き出しになったりします。
ジャンカが発生すると、コンクリートの強度が低下し、美観にも影響を及ぼします。
ジャンカが発生する原因
ジャンカが発生する主な原因は以下の通りです。
1.コンクリートの打ち込み不良
コンクリートを型枠に流し込む際に、適切に振動させて空気を抜く「バイブレーション」が不十分な場合、コンクリート内部に空気が残り、空隙が発生します。特に、型枠の隅や複雑な形状の部分でジャンカが発生しやすいです。
2.コンクリートの分離
コンクリートを流し込む際に、セメントペーストと骨材が分離することがあります。これにより、骨材が集中する部分とセメントが多い部分が生じ、硬化後に強度のばらつきやジャンカが発生します。
3.打設時間の遅延
コンクリートが硬化し始める前に適切に打設されなかった場合、層ごとに接着不良が起こり、ジャンカの原因となります。特に、高温環境や長時間の打設作業では注意が必要です。
4.適切な水分量の確保
コンクリートの混合時に水分が多すぎると、骨材が沈降し、セメントペーストが表面に浮き出てきます。このような状態では、ジャンカが発生しやすくなります。
ジャンカの影響
ジャンカが発生すると、以下のような影響が考えられます。
構造強度の低下
ジャンカによって空隙が生じるため、コンクリートの強度が著しく低下し、耐荷重性能が損なわれます。
耐久性の低下
コンクリート内部に水や塩分が浸透しやすくなり、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化が加速します。
美観の損失
ジャンカによって表面が不規則になり、見た目が悪くなります。特に外観が重要な建物では問題となります。
ジャンカの防止対策
ジャンカを防止するためには、以下の対策が有効です。
1.適切なバイブレーションの実施
コンクリートを打設する際には、型枠内のコンクリートが均一に分布するように適切にバイブレーションをかけることが重要です。特に、複雑な形状の部分や型枠の隅など、ジャンカが発生しやすい場所では入念に行います。
2.コンクリートの打設計画の立案
コンクリート打設のスケジュールを計画し、打設時間をできるだけ短くするようにします。遅延が発生すると、層間で接着不良が起こりやすくなります。
3.水分管理
コンクリートの混合時には、適切な水分量を確保します。過剰な水分が混ざると、コンクリートの強度が低下し、ジャンカが発生しやすくなります。
4.経験豊富な職人の配置
コンクリート打設には、経験豊富な職人が必要です。正確なバイブレーションや適切な打設方法を実践できることが、ジャンカ防止の鍵となります。
まとめ
ジャンカはコンクリート施工における重大な問題であり、発生すると構造物の安全性や耐久性、美観に大きな影響を与えます。ジャンカを防止するためには、適切な施工方法や水分管理、経験豊富な職人の配置が不可欠です。
施工時に十分な注意を払い、計画的に進めることで、ジャンカの発生を防ぐことができます。
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